Salvage innovation lab | Column |

雑感を不定期に綴っています。

デザイン屋さんの上手な使い方

そこそこ実績のあるデザイン屋さんを使う場合

其のイチ。

180x140_01.jpgまずは気軽に相談してみる。
「こんなモノを作っているのだけれど、どうすればもっと売れるかな?」「こんな店を出そうと思うんだけど、どうすれば人気が出るかな?」「ウチの会社、もう少しセンスよくしたいんだよね…。」などなど、まずはこのような問いをデザイン屋に投げてみましょう。彼らはその習性から必ず「わかりました!」と快く応えるはずです。

其の二。

180x140_02.jpg見積もりをとってみる。
正直、デザイナーは見積もりが下手です。基本的に駆け引きが苦手な人種なのです。企業ロゴで○○万円、ポスター制作で○○万円などとメニュー(価格)をキッチリ提示してくる場合もありますが、とんでもない不況下ですから、それなりに空気を読んでいるデザイナーは無茶は言いません。かなり無体な値引きも可能です。それでも良いデザイナーは御社の役員レベルの思考で実直に真剣に考えます。あまり駆け引きをせず、最初から直ちに出せる金額を提示するのが得策です。それでも折り合いがつかない場合は成功報酬を提示してみてください。きっと、イヤだとは言わないハズです。

其のサン。

180x140_03.jpg契約書を交わし仕事を発注する。
契約書はとても大切です。それ相応の契約書を持っていないデザイン屋さんには契約書を作ってあげることも大切です。仕様や納期、金額、責任の範疇などデザイン作業に関する最低限の簡易なモノでよいので、お互いがハンコを押して気持ちよく仕事を始めましょう。

其のヨン。

180x140_04.jpgほめて育てる。
デザイン屋さんにもよりますが、ほとんどの場合、ほめて使うとよく働きます。元々個性の強い人種なので「ダメじゃん」とか「カッコ悪いなぁ」などとネガティブな発言を最初に持ち出すと、「やってらんねぇよ」とかと言いだして、イイ仕上がりは期待出来ません。もし提案が気に入らなかったとしても「君ならもう少しイイ物が出来るはず、もう少し考えてみてくれないかなぁ」などと言ってみると、馬車馬のように考え続けるのがデザイナーの特性です。さらに重箱の隅をつつくような指摘も避けた方が良いと思われます。これはつくっている本人は全く気が付いていないからです。特に全体の雰囲気をどうまとめ、どう表現するかをマクロに見ているデザイナーにとって、誤字脱字や日時の間違いなどは日常茶飯事。「なんでこんな間違いが出来るんだ?」と首をかしげたくなることも多々ありますが、彼らを叱りつけることは禁物です。

其のゴ。(その後…)

180x140_05.jpg納品後に値切らない。
どんなにその仕事が気に入らなくても、発注側にも「選んだ責任」があることを忘れてはいけません。これは蕎麦を食べた後、「不味かったから安くしろ」とゴネる行為と全く同じです。全てのデザイナーが毎回毎回期待以上の仕事が出来るとは限りません。いくらその道のプロフェッショナルだと言っても限度があります。特に「売上の数字」の責任までもをデザイナーに求めるのであれば、そのデザイナーはいつしかそこの経営者になってしまいます。万が一デザイナーを使って大した成果が出なかった場合でも、デザイナーが関わらなければ「もっとヒドイことになっていたのだろう」と傷をなめ合うのです。そして、次の手を共に考えていく、これがデザイン屋を資産的に活用する最善の方法です。


番外編。
多くのデザイナーには時間や日付の感覚がありません。徹夜も遅刻も平気です。なぜなら、最善のモノが他にあるかも知れないと、ズルズルと悩み考え続ける特性があるからです。よって、時間の管理は発注者側がしたほうが良い場合が多々あります。よって、納期にゆとりを持たせすぎるのは考え物です。どこかで区切ってあげないと、彼らはいつまで経ってもずっと五里霧中を彷徨い続けるのです。

デザイナーという人種は思い込みが激しいところがあります。「こうすればいい」という荒唐無稽なことをしょっちゅう言い出します。それを無下にあしらっていると考えるのを止めてしまいますから、「いいね、それ。考えておくよ。」と、提案をとりあえず受理しておくとデザイナーは満足し他のことを考えはじめます。

このような話に該当しない立派なデザイナーの方も数多くいます。これが全てではありません。

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